飛行機に乗る前はすべてがうまく行けた。空港バスに乗り、成田に着く、中にある商店街もぐるぐる回ってのんびりな時間をすごした。知り合いなんかいないが、一人の旅行もいいな~って感じだった。なぜ私が一人で帰ることになったというと、もう45日ここにいるので早く帰って彼女に会いたかったからだ。
飛行機での席はトイレの近い辺に変更した。それに隣に人がいないので、違和感なく映画を見て早いうちに目的地に着けると思ったが.。。。
直線で加速する飛行機がなぜかわからないが、離陸の直前にスピードを下げた。そうしたら、アナンウスが流れた「たった今左側にある二号のエンジンが故障してゲートに戻って修理しますのでしばらくお待ちください」
約十分後で、またアナンウスが流れた「五分以内で出発しますので、安全のためシートベルトをしてください」
少し走って飛行機はまたスピードを下げた。「申し訳ございません、今エンジンに問題がありまして、皆さんは携帯、あるいは電気用品の電源を切って、お待ちください」「機体は安全なのでご心配なさらずお待ちください」
ええ!なんでゲートに戻らせないの! しかももう一時間待たせたんだよ。機内にまだクーラーがついていないのでみんな熱くてたまらなかった。すると、乗客にお菓子と水を配り始めた。
「おいおい、今はお菓子を食べる場合なんかじゃないよネ」と心配しながらも、私は顔がいつものどおり笑顔だ。
とにかく、二時間半もかかってやっと直したみたい。が、やっぱり怖いのだと飛行中にずっと映画の画面を見つめこむしかなかった。帰りにずっと天候不順なので本当に死ぬかと思った。
あかん
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