12/17/2010

パパを間違えた

ある日、パパとままと一緒にデパートに行った。まだ六歳ぐらいの子供なので、おもちゃのコーナーに通りかかったら、自然と足を止めた。本当に面白いな~と思って、気がついたら、もう父と母はどこにもいない。すぐ立ち上がって、周りを見てみたら、黄色いコートを探しながら父の姿がエスカレーターのところにいたと思って、駆けつけて行ったら、コートを引っ張ると、「どうしたんだい。」と振り返ったのは父の顔と違ってなんとめがねをかけているおじさんだった。しかもいやな笑顔で私を見ていた。そのとき、私はもう恥ずかしくて、底なしの穴に飛び込んで生きたいように逃げてしまった。

その後、頭の中はもう真っ白になっていて、いつの間にか、もう母と手をつながっていた。

あかん

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